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市販品として史上初!たんぱく質を減らした「玄米ごはん」を開発

東洋ライス株式会社(銀座本社:東京都中央区、代表取締役:雜賀慶二、以下「東洋ライス」)は、金芽ロウカット玄米を原料とし、たんぱく質を減らした包装米飯「たんぱく質を抑えた金芽ロウカット玄米ごはん」を開発し、7月18日(水)より発売します。

本品の主な特徴は2件あって、①従来の低たんぱくご飯に比べ、とても美味なことです。従って、これまで低たんぱくご飯を摂取する必要のあるCKD患者(注1)には大きな福音になると思われます。更に本品は、②これまでこの種の低たんぱくご飯には無かった玄米ご飯であって、それも白ご飯のように食べ易いことです。従って、玄米にのみ含有するγ-オリザノールやトコトリエノール(ビタミンEの一種)が摂取できるとの特徴もあるのです。

尤も本商品は、東洋ライスの独自精製技術によって生まれた「金芽ロウカット玄米」を、低たんぱくご飯製造の先駆者であり、大手メーカーであるホリカフーズ株式会社(本社:新潟県魚沼市、代表取締役社長:川井義博)の低たんぱく質化処理技術により、玄米のたんぱく質を減らすことに成功した商品で、玄米を原料として低たんぱく米化したコメ商品は市販品としては史上初となります。

本品は、従来の白ご飯と比べて、たんぱく質は約1/4、カリウムは約1/40、リンは約1/2と低値にすることに成功しながら、食物繊維が従来の白ご飯と比較しても約5倍摂取出来ることに加え、前述したように玄米に多く含まれる栄養価がほぼ残っていること、さらに食味に優れていることが大きな特徴です。つまり、本品は、従来の低たんぱくご飯の課題であった「美味しくない」、「野菜・果物の摂取不足による食物繊維不足」も克服し、さらに様々な生活習慣病予防にも役立つとされる栄養素や機能性成分が摂取できることは、今や我が国の新しい国民病とも言われる1,330万人ものCKD患者にとって福音となるものと思われます。

従来の玄米は、玄米表面を覆う防水性の高い「ロウ層」が妨げとなり、酵素が浸潤せず、酵素処理による低たんぱく米化が出来ませんでした。これに対して、「金芽ロウカット玄米」は、「ロウ層」を均等に除去していることから、酵素処理が可能となり「低たんぱく米化」を実現したものです。一方、栄養価の高い「糠層」を残しているため、栄養価が高く、また、白米のようにふっくらとした食感で、食味にも優れていることから、「食事制限=満足できない、美味しくない」と云ったこれまでの常識を覆すコメ商品として誕生しました。

販売価格は、1食(150g)200円(税別)。販売ルートとして、当初は東洋ライス公式通信販売サイト(https://www.toyorice.jp/)で1ケース20食入り4500円(税別、送料込)で発売をスタートし、順次、両社により販売網を拡大する予定です。

(注1)CKD(慢性腎臓病)はさまざまな腎臓病の総称で、Chronic Kidney Disease(慢性腎臓病)の頭文字をとってCKDと呼ばれています。放置すると人工透析や腎臓移植が必要となります。