キロ1万1304円の高額米がギネス世界記録®※1に。東洋ライスの金芽米、日本のコメ輸出拡大へ「機能性」アピール
東洋ライス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:雜賀慶二)が6月29日~7月3日の5日間、通販サイト上(※2)で一般消費者向けに初めて販売した「世界最高米」(写真)が、「Most expensive rice」(最も高額なお米)としてギネス世界記録に認定されました。140g(1合分)×6袋を1万800円(消費税・送料込み)で販売し、予定していた30箱を完売しました。ギネス世界記録には、消費税・送料を除き、1㎏あたり1万1304円(109USドル)として認定されました。尚、世界最高米は、上記のとおり国内向け分を完売した後、他のお客様からお問い合わせを多く頂いたことから、急遽、海外での販売予定分を国内販売用に転用し、7月28日より数量限定(300箱予定)で販売することとなりました(※2)。
「世界最高米」事業は、わが国のコメの評価を国際的に高めるとともに、日本のコメ生産者に夢と希望を持っていただきたいとの想いから、昨冬より進めてまいりました。2015年11月に石川県小松市で開かれた「第17回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」(米・食味鑑定士協会主催)の国際総合部門で「金賞」を受賞し、世界最高峰と認められた18品の玄米の中から、さらに6品を厳選。この6品の生産者から合計3870㎏を、一般価格の約8倍となる1㎏あたり1900円で買い受け、さらにその中から最も生命力に優れた玄米粒のみ約2000㎏にしぼり、それを東洋ライス独自の「熟成」、「精米」、「ブレンド」、「無洗米」の各技術によって、コメの食味と生命力を高め、超ハイクラスの「金芽米」に仕上げています。今回の「世界最高米」は、料亭の熊魚菴たん熊北店(本店:京都)などの予約分、追加国内販売分を残すのみとなっております。「世界最高米」事業は今後も継続して行い、日本のコメ品質と加工技術の高さを世界に発信してまいります。
TPP(環太平洋経済連携協定)参加により、安価な外国米の輸入が増えると思われ、日本の水田が一層減っていくことが懸念されます。それに対して農林水産省は5月に「農林水産業の輸出力強化戦略」(添付資料)をまとめ、コメの輸出拡大に向けて金芽米などの「機能性」重視の方向性を示しております。
金芽米は、一見白米のようですが、通常の精米時に取り除かれる白色の亜糊粉層(あこふんそう)を残して精米・無洗米加工した精製化していない白米で、精製白米と比べて旨み、甘みと栄養価に優れ、人間の自然免疫を活性化するLPS(リポポリサッカライド)が約5.9倍含まれています。海外では低カロリー・低脂肪の日本食の普及が進む一方、シンガポールの保健当局が体内の血糖値を過剰に上げて糖尿病リスクを高める食べ物が「白米」であると発表し、精製した白米を摂取しないよう呼び掛けたことから、金芽米などの「機能性米」が注目されています。東洋ライスは、こうした状況を受け、玄米表層の防水性の高いロウ層を均等に除去(カット)して、白米のように食べやすくした「金芽ロウカット玄米」も商品化しています。
東洋ライスは、「薬食同源」の食事により健康な毎日を過ごしていただき、医療費が少しでも削減できるよう「機能性米」の商品開発を行ってまいりました。機能性米は国際競争力があり、諸外国に輸出できるとともに、世界の人々の健康維持に貢献できるものと確信しております。今後も東洋ライスは、日本のみならず、世界の人々の健康を祈念し、商品開発及び日本のコメの価値向上に貢献してまいります。
※1 ギネス世界記録®はギネスワールドレコーズリミテッドの登録商標です。
※2 金芽米・オンラインショップ (https://www.toyorice.jp/fs/toyorice/c/saikoumai)