【世界最高米事業】熟成技術などの粋を集めた最高のコメをキロ1万1000円で発売へ。免疫力高める高機能米で医療費削減、水田維持に貢献
東洋ライス株式会社(本社:東京都中央区、社長:雜賀慶二)は、究極のコメを追求する「世界最高米」事業をスタートいたしました。2015年11月に石川県小松市で開かれた「第17回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」(米・食味鑑定士協会主催)の国際総合部門で「金賞」を受賞された18品の玄米の中から、ブレンド相性の良い6品を厳選いたしました。6品は新潟県、山形県、長野県のコシヒカリと、熊本県のにこまるです。この6品の生産者から合計3870㎏を1㎏あたり1900円で買い受け、さらにその中から最も生命力に優れた玄米を約2000㎏に再厳選し、当社独自の熟成技術(別紙参照)、ブレンド技術、加工技術によって食味と免疫力向上効果を高めます。熟成期間を経て5月末ごろに、世界最高の価値を有するコメ「金芽米 じゅくせい」ブランドの最高峰として1㎏あたり1万1000円で発売いたします。買取価格・販売価格はギネス世界記録の認定を目指します。この企画は、日本のコメの価値向上とコメ生産者の生産意欲向上につながることを願い、毎年実施いたします。
熟成技術は、当社が03年にマスコミ関係者、大学教授、コメの公的機関関係者らの立ち会いのもと、4年経過したコメの実証実験を行ったもので、「米を保存することで一層新米化するとともに、おいしさも増す」ことを証明した保管技術によって“熟成”します。玄米を最適のタイミングで「熟成庫」に入れてコメの生命力を高めます。今回の世界最高米は、精米をするのに適したタイミングで相性の良い玄米をブレンドして食味を向上させた後、「金芽米」に加工します。金芽米は、精米時に取り除かれる亜糊粉層(あこふんそう)を残して精米・無洗米加工した白米で、精製白米よりも旨み、甘みと栄養価に優れ、人間の自然免疫を活性化するLPS(リポ多糖)が5.9倍含まれています。
世界最高米は、なだ万(東京)、熊魚菴たん熊の北店(京都)、横浜店、軽井沢店(長野)、京王百貨店(東京)が購入予約をくださっております。また、株式会社海外需要開拓支援機構(略称クールジャパン機構)と一般社団法人日本外食ベンチャー海外展開推進協会が今年初夏迄にシンガポールの伊勢丹デパートにてオープンする「クールジャパン」のジャパンフードタウンのプレス向け試食会でのスタートを予定しており、日本のコメの価値を世界的にアピールいたします。
わが国では医療費が膨張し、国家予算を圧迫しております。一方、TPP(環太平洋経済連携協定)参加により、安価な外国米の輸入が増えると思われ、日本の水田が一層減っていくことが懸念されます。当社は「薬食同源」の健康な毎日を過ごしていただき、医療費が少しでも削減できるように金芽米や金芽ロウカット玄米を開発してまいりました。「若々しさを保ち、病気を防ぐコメ」は国際競争力があり、諸外国に輸出できるとともに、世界の人々の健康維持に貢献できるものと確信しております。そのような思いから、国際社会に日本の米の美味及び健康維持特性の優位性をアピールするために「世界最高米」事業をスタートさせた次第です。なお、コメの熟成と最高のコメを目指す取り組みは、オールジャパンで進めるべきものであり、その製造権利を国に譲渡することも視野に入れております。