東洋ライスが「地球環境大賞 環境大臣賞」受賞
「BG無洗米による米のとぎ汁公害及びCO2排出の削減活動」を評価
東洋ライス株式会社(本社:東京都中央区、社長:雜賀慶二)は、平成3年より取り組んでいる「BG無洗米による米のとぎ汁公害及びCO2排出の削減活動」が評価され、このたび「第24回地球環境大賞 環境大臣賞」を受賞することとなりました。 同賞は、フジサンケイグループが「産業の発展と地球環境との共生」を目指し、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン 名誉総裁・秋篠宮殿下)の特別協力を得て平成4年に創設した顕彰制度で、地球環境の保全と産業発展の共生に貢献した企業や団体、自治体に与えられる賞です。
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これまで、上場企業を中心とする大手企業らによる大規模の取り組みが受賞するケースが多い中、弊社のような中小企業が受賞するのは極めて稀ですが、それだけにBG無洗米の普及による環境保全効果が極めて有効であることが評価されたのであり、大変意義深い受賞であると考えております。授賞式は平成27年4月9日(木)、秋篠宮殿下および同妃殿下ご臨席のもと明治記念館にて行われる予定です。
なお、これまでBG無洗米は、平成4年度に生産を開始以来、平成24年度迄の間に、5,384,501トンを生産。その結果、約540,000トンの汚泥の削減と各地の水質浄化に寄与し、更に約330,000トンのCO2を削減し温暖化防止にも貢献しました。またBG無洗米を製造する際に回収されるヌカ(水に流すとヘドロになる)は、「米の精」という商品となり、ほぼ全量が有機質肥料や飼料として循環型農業に有効利用されています。これだけの環境保全効果を確実に上げることが出来るのは、数ある無洗米と称され販売されているコメ商品の中でも、唯一BG無洗米だけであります。それだけに弊社では、全国に56箇所あるBG無洗米製造工場やBG無洗米および金芽米をご利用頂いている消費者をはじめとする需要者の皆様とさらに一致協力して、米のとぎ汁公害及びCO2排出の削減活動を推進して参る所存です。
また、かねてより弊社の環境改善活動の一環として推進している下記の事業も積極的に推進して参ります。
① BG無洗米製造時に産出する副産物「米の精」を活用した、体験型環境教育推進プログラム「いきものみっけファーム」の拡大
② 弊社4工場と保有地の計5か所に太陽光パネルを設置した太陽光発電事業(総出力規模は約2.1MW、年間予測発電量は2,316MWh。CO2排出量に換算すると年間834トン(CO2排出係数 0.00036t/kWhで算出)の削減)の規模拡大
③ 平成25年6月に稼動した「超高効率 東洋ライスリンクウ工場」(精米工場に利益をもたらす最新の精米機器を備え、無洗米1トンあたりの消費電力が約39kWhで、大半の従来工場(日本精米工業会 平成23年度事業報告書より)と比較して5分の2の消費電力を実現した)と同様の工場全体の超高効率化を実現した次世代の精米工場の全国展開
【参考 】これまでのBG無洗米関連の受賞歴
年 度 | 名 称 | 主催団体 |
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1998年 | エコライフ琵琶湖賞 (最優秀賞) | 滋賀県・日本経済新聞社 |
2001年 | 民間部門農林水産研究開発 功績者表彰事業(農林水産大臣賞) | 農林水産省、(社)農林水産技術情報協会 |
2001年 | 食品産業功労賞 | 日本食糧新聞社 |
2002年 | 安藤百福記念賞 (優秀賞) | 食創会 |
2002年 | わかやま環境大賞 (わかやま環境大賞) | 和歌山県 |
2003年 | ちいき経済賞 (エコロジー賞) | 地域経済総合研究所 |
2003年 | 瀬戸内海環境保全功労者賞 (環境大臣表彰) | 主催:環境省、瀬戸内海環境保全知事・市長会議、(社)瀬戸内海環境保全協会 |
2004年 | 日食・環境資源協力賞 | 日本食糧新聞社 |
2014年 | 青少年の体験活動推進企業表彰 (「いきものみっけファーム」 取組みに対し、審査委員会奨励賞) | 文部科学省 |