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富士山の世界文化遺産登録を祝し、登山者の健康を祈念 本年も山開きの7月1日を 「金芽米の日」に制定

本年6月22日、富士山が世界文化遺産に登録されました。富士山主要登山道である富士山吉田口ルートの旅館などで組織する富士山吉田口環境保全推進協議会(堀内康司 会長)では、世界文化遺産登録を記念し、昨年に引き続き、富士山の山開きの日である7月1日を「金芽米の日」に制定。当日は、富士山麓の環境保全と、登山者の健康を祈念し、すべての山小屋で山梨県産コシヒカリの金芽米ご飯を提供致します。

富士山吉田口環境保全推進協議会では、長年、山梨・静岡両県及び関係市町村と協力し、富士山の環境保全のために様々な取り組みを行って参りました。その中の一つが、水が貴重な富士山において、確実に節水が出来、コメのとぎ汁によって発生する生態系バランス崩壊の抑制が実現できる無洗米の採用で、約16年前の導入以来、徐々にその輪を広げてきました。また、一部の山小屋では、登山者や山小屋で従事する人の健康面にも配慮し、無洗米の中でも特に高栄養が特長の金芽米※を提供するなど、お米を通じて自然や関係者への配慮を行って参りました。

昨年の富士山吉田口の登山者数(夏山シーズン中)は24万6616人を記録、本年はさらに多くの登山者が予想されます。当会では、年々増加する登山者のために環境配慮型トイレの整備、週末の予約制導入、AEDの配備など快適な登山環境づくりを進めてまいりましたが、世界文化遺産登録をきっかけに、さらに地元の官公庁・関係団体と共同し、登山者の方にも富士山の水と緑を守り環境への意識を高めていただきながら、楽しく安全に登山をしていただくように、下記の取り組みを行います。

昨年に続き、山開きの日である7月1日を「金芽米の日」に制定、地産地消に配慮し、山梨県産コシヒカリの金芽米ごはんをすべての山小屋で提供いたします。
PRの5作目となるポスターを作成し、各山小屋や売店施設はもちろんのこと、地元の役所、公共施設、郵便局、道の駅などに掲示し広く告知して参ります。
なお、ポスターは、例年大好評でご要望が多いため、今年は一般の方にもプレゼントいたします。長年にわたり、とぎ汁削減のため金芽米(BG無洗米)を通じて協力関係にある東洋ライス株式会社のホームページにてプレゼントキャンペーンが実施されます。
(詳しくはこちら https://www.toyorice.jp/fs/toyorice/c/20130619 )

※ 金芽米:東洋ライス株式会社が開発した、玄米の豊富な栄養素を残した、美味しく食べやすいBG無洗米で、縁起の良い名前とともにサッカーやマラソンなどスポーツ時のエネルギー補給にも適していると高く評価されているおコメ。最近、金芽米には普通精米にはない、人間の体内に備わった防衛力、LPSがあることが発見され、国内外の学会で発表された。