NEW SERVER

閉じる

「米の消費拡大」及び「地域住民の健康寿命延伸」を目指す。大井川農業協同組合と東洋ライスが包括連携協定を締結

大井川農業協同組合(所在地:静岡県藤枝市、代表理事組合長:池谷 薫、以下「JAおおいがわ」)と東洋ライス株式会社(銀座本社:東京都中央区、代表取締役:雜賀慶二、以下「東洋ライス」)は、この度「米の消費拡大」及び「地域住民の健康寿命延伸」を目指し業務連携する運びとなり、「包括連携協定」を締結することになりました。

東洋ライスは、独自の精米技術で糠の一部である「亜糊粉層(あこふんそう)」を残すことで、人間の自然免疫を活性化する作用がある「金芽米(きんめまい)」を開発、販売しています。一方JAおおいがわでは、これまで「くらしの豊かさの実現(地域住民の健康寿命延伸)」、「生産者の農業所得の向上」、「地域社会に貢献する事業と組織活動の積極的展開」を目標に掲げてまいりましたが、これらの達成に向けた具体策として、東洋ライスとの業務提携による、金芽米を軸とした取組みを開始することになりました。その一つの取組みとして、JAおおいがわ管内で生産される「きぬむすめ」を対象に本取組みに賛同する生産者と複数年契約を締結、金芽米専用の原料として生産者からの安定供給を図ります。生産目標を平成29年度が45トン、30年度が200トン、31年度が400トンとし、平成31年度末にはJAおおいがわ管内に金芽米製造のための精米工場建設に着工、原料生産から加工、販売までの一貫した体系構築をより強固なものとすることで、農業所得の向上を目指します。

また、包括連携協定ではこの他に、①「健康フォーラム」等のイベントを通じたコメの機能性に関する認知度向上、普及拡大に関する取組みの強化、②「高付加価値米研究会(本年5月に立ち上げ)」による金芽米に適したコメの生産研究―――等が盛り込まれており、JAおおいがわと東洋ライスが一体となった取組みをJAおおいがわ管内で展開することで、地域住民の健康寿命延伸を図ってまいります。

JAおおいがわと東洋ライスでは、平成30年度からの国によるコメの生産調整見直しにより生産者の先行きが不透明な中、薬食同源を実現した「金芽米」により地産地消を促進するだけでなく、健康寿命延伸に寄与することで、日本全体で問題となっている「国の医療費」削減にも貢献し、将来は「おおいがわ産米」の海外輸出も視野に展開してまいります。