東洋ライス社長 雜賀慶二が「全国発明表彰 発明奨励功労賞」を受賞
平成27年度全国発明表彰(主催:公益社団法人発明協会)の授賞式が、6月17日(水)常陸宮殿下同妃殿下ご臨席のもと、ホテルオークラ東京で行われ、東洋ライス株式会社 代表取締役社長 雜賀慶二(さいかけいじ)が発明奨励功労賞を受賞しました。
同表彰制度は、大正8年、日本の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に始まり、以来、日本を代表する研究者・科学者の功績を顕彰することにより、科学技術の発展に寄与してきました。この度雜賀が受賞した「発明奨励功労賞」は、発明奨励に関する表彰として、発明、考案および意匠創作の指導、育成、奨励について顕著な功績のある者を対象として贈呈される賞です。
雜賀は、昭和36年「石抜撰穀機」を開発し、日本のご飯から石噛みを無くした「無石米」を世に初めて送り出したのを皮切りに、平成3年には、コメのとぎ汁による環境汚染を無くした「無洗米」を開発。平成18年には、高栄養と良食味を両立したコメ「金芽米」を開発。さらに、本年3月、従来の玄米の概念を打ち破り、「白米のように簡単に、ふっくらと炊くことが出来、白米のようにおいしく食べることが出来る玄米『金芽ロウカット玄米』」を開発する等、次々と斬新なコメの加工技術を開発し、我が国の食生活の向上に貢献して参りました。
一方、昭和38年、私財を投じて財団法人雑賀技術研究所(現在は、一般財団法人雑賀技術研究所)を設立。以来50年以上にわたり、一貫して発明の奨励普及、創造性育成、発明家に対する援助と指導相談、科学技術振興団体への助成等の事業を推進してきました。また、昭和42年より開始し、昨年で47回目となった「私たちのくふう展」など、一般市民を対象とした啓発活動や催しも積極的に開催してきました。
現在は、東洋ライス株式会社の代表取締役社長を務めるかたわら、一般社団法人和歌山県発明協会 副会長、和歌山市少年少女発明クラブ 副会長、一般財団法人雑賀技術研究 名誉会長を務め、引き続き、発明の奨励普及に尽力しております。