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金芽米による日本のコメ農業の活性化戦略について

我が国のコメ農業者は益々厳しい立場に立たされ、このままでは国土から水田が無くなる恐れが懸念されます。そこで東洋ライス株式会社(本社:東京都中央区、雜賀慶二社長)は、金芽米が人々の健康に寄与する特殊性を活用して、この度、金芽米による日本のコメ農業の活性化戦略を立案し、実行して参ります。そのキーワードは「生産者のコメを高く、且つ多く売る」ことです。
以下に同戦略の詳細についてご説明致します。

<活性化戦略について>
活性化戦略の骨子は、
① コメ農業関係者向けの金芽米受託加工サービスを開始する
② 要望があれば弊社が①の金芽米について、生産者と連携し、国内は勿論のこと、海外にも販売し、或いは情報の提供とPR支援を行う。
③ 学校給食など学童向け金芽米受託加工を積極的に推進する であります。


以下に詳述します。
① コメ農業関係者向けの金芽米受託加工サービスの開始について
下記の条件を満たす原料玄米であれば、金芽米加工を本日より受託します(受託に当たり、覚書を交わして頂く必要があります)。
・最低ロットは1トン
・原料玄米の水分は14%±0.5%
・検査米であること、又、栽培履歴が取れること
このサービスにより金芽米に加工したコメは、基本的に委託者の責任において販売及び消費して頂きます。弊社はそれらについては一切関与しないことを基本と致します。

② 金芽米の販売・売れる販路の提供・PR支援について
生産者が①によってせっかく金芽米に加工したが、販売先や消費するルートがなく、その価値を発揮出来ないのでは意味がありません。そのような委託者に対して、弊社がその金芽米を国内の市場だけでなく海外の市場でも販売し、或いは情報提供とPRについても支援を行います。
弊社では、3年前よりニューヨークのスーパー等で日本の約2倍の価格にて金芽米を販売しています。それは商標権を維持するための取引実績だけが狙いであったため、これまでPRなど一切行っていないにも関わらず、以後リピートをいただいている状況であります。しかも、これ以外にもアメリカの主要都市の食品販売関係者や商社等から引き合いが相次いでおりました。このような状況を受け、弊社では来年1月には、現地視察を行うと共に、同19日からサンフランシスコで行われるウィンターファンシーフードショーに出品し、いよいよ金芽米の海外進出を本格化させますが、上記生産者からの受託金芽米についても積極的に海外に売り込んで行く予定です。要するに「元気に長生き」は誰もが望むところであり、そのためにはお金を出す富裕層は世界各国に居るので、先ずアメリカを足掛かりにその他の国や地域に次々と展開して行く予定であります。 また、国内においても、弊社と直接取引をして頂いているスーパーなどに希少価値のある特定地域の金芽米として取り扱いをして頂けるよう推進すると共に、販売促進につながるPR支援を行います。
また、弊社通販サイトで期間限定や希少価値の金芽米として扱うことも可能です。昨今、消費者からはこだわりの金芽米を求める声が多くあり、特に有機質肥料栽培のものや農薬を極力使用しない特別栽培米や希少価値米に対するニーズは非常に高いものと思われます。 ちなみに弊社通販サイトは、近年大幅に訪問者、販売量、売上額が増加しており、売上額は2か月連続で過去最高を記録しております。さらにリピート率は全店平均で40%を超える人気ぶりです。これまで弊社ではこの通販サイトのPRはほとんど行ってきませんでしたが、今後、WEBを中心に幅広くPRして参ります。 既に鳥取県若桜町では、地域で生産されたお米が「タニタ食堂の金芽米」として商品化されましたが、この事が全国に報道された事などにより、生産者のやる気を引き出し、更に地元住民も金芽米を食べようとの気運が高まり、原料としての供給だけに留まらず、地元住民向け金芽米としての委託加工も始まっています。

③ 学校給食など学童向け金芽米受託加工の積極的推進について
金芽米の栄養価の高さは従来の白米では、実現出来なかったものです。もちろん玄米には多くの栄養素がありますが、子供たちに食べさせることは難しいものですし、学校給食でとなると不可能と言わざるを得ません。弊社では、これまで提供されてきた給食米を金芽米に加工する受託サービスを積極的に推進して参ります。 学校給食での金芽米の提供は、自動的に金芽米の継続摂取に繋がりますので、大いに金芽米の効果が発揮されると考えられます。小さいころから金芽米を継続摂取することは、発育中の子供たちの健康にとって大いに役立ち、長期に亘る健康のベースアップに繋がります。特に金芽米に多く含まれるグルコースは唯一の頭の栄養素であり、子供達の頭脳の発達には効果的ではないかと考えております。また、子供達はLPSの長期間の継続摂取が出来ることになり、其の後の長い人生における健康増進のベースアップとなり、計り知れない利益をもたらすのではないかと考えております。

<活性化戦略の推進による期待できる効果>
この活性化戦略を実行、推進することにより以下のような効果が見込めます。

  1. 生産者は自分が生産したコメの栄養価・食味が向上するため従来より高い価格で販売できる
  2. 生産者は付加価値の高い金芽米を国内及び海外に販売することが出来る
  3. 生産者は利益が増えるコメをどんどん生産するようになり、その結果、生計が潤い、後継者問題解決にもつながる
  4. 生産者の意欲が向上することにより、耕作放棄地が減り、水田が増え、自然災害の抑止や、日本の原風景の維持が出来る
  5. 消費者は従来のコメでは得ることが出来なかったLPSなどの栄養価を摂取することが出来るため、健康増進に寄与でき国の医療や介護の費用も削減できる
  6. 金芽米は従来のコメよりも約1割炊き増えする(普通精米との比較)ため、消費者のコスト負担増はほとんど無い

<戦略立案に至った背景>
金芽米は既に人々の健康に役立っていることが実証された米であります。即ち、金芽米の健康効果は、医療関係者だけでなく大学、老健施設などが独自に調査され、数々の学会発表や実証実験などで報告されております。ちなみに弊社が行った金芽米チャレンジモニター(消費者に3ヶ月間金芽米を食べて頂き、体調変化についてアンケート調査するもの)では、最終調査協力者210名の内、実に75%にあたる157名の方が何らかの体調改善効果(便通改善、肌の調子改善、口内炎になりにくい、風邪にかかりにくい等)との報告が示すように、金芽米には人間が本来持っている自然免疫を活性化する成分「LPS」が、100g中0.053mgも含まれている(白米はほぼゼロ)ことが発見され、正に薬食同源のコメとして生活習慣病、感染症、アレルギー、認知症や癌などの予防効果も期待されています。
ところで、金芽米は弊社が新しく開発した精米機器にて加工された玄米の良いところを残した白米であり、基本的にどんな原料玄米でも金芽米に加工することが可能です。つまり、日本で穫れる全ての米を上記のような付加価値を持った金芽米にすることが可能なわけです。

このような状況の中、去る10月20日、TBSの人気番組「夢の扉+」で金芽米が紹介され、それをご覧になった各地より大きな反響があり、中でも四国のある自治体の関係者様より「地元で取れたコメを金芽米に加工して学校給食として子供達に食べさせたい。何とかならないか」とのご連絡を頂いたのをはじめ、多くの生産者の方々より「自分たちが作ったコメを金芽米にして欲しい」など様々なご要望を頂き、金芽米に対する期待の高さを知るところとなりました。 これまで金芽米は、弊社が自社のオリジナルブランドとしてのみ販売して参りました(一部、生協ブランドや外食ブランドでの例外はあります)が、前述のようなこれまでのコメには無かった金芽米による健康効果を活用して生産現場からのご要望や、さらには我が国のコメ農業が直面している状況に鑑み、この度、上記のような日本のコメ農業の活性化戦略を立案致しました。