エジプト政府4省庁がＢＧ無洗米工場を視察
～「とぎ汁を出さない無洗米製法」によるゼロエミッションなどを評価～

2022年12月12日、「エジプト国エネルギー利用効率改善能力開発プロジェクト」の一環で、エジプト政府から「電力・再生可能エネルギー省」「石油省」「貿易産業省・産業開発庁」「国家統計局」の4省庁28名が、東洋ライス株式会社（銀座本社：東京都中央区、代表取締役：雜賀慶二、以下「東洋ライス」）が誇る関東最大級の無洗米工場「東洋ライス サイタマ工場」を訪れ、とぎ汁を一切出さない環境にやさしいＢＧ無洗米の製造設備などを視察しました。

本プロジェクトは、エジプトにおける省エネ推進／脱炭素化に向けて、日本が持つ政策・技術・組織づくり等といった多方面にわたるノウハウを用い、エジプト政府へ支援活動（各種省エネ情報・成功事例の共有等）を行うことを目的としています。

今回のサイタマ工場訪問は、日本人の主食であるコメによって「ＳＤＧｓ」を実践している東洋ライスの取り組みをご評価いただいたことから実現しました。

とくに、①「とぎ汁排出ゼロ」のＢＧ無洗米普及による水質汚染の防止、②とぎ汁のもとである肌ヌカをリサイクルした「米の精」を用いた循環型農業によるゼロエミッションの実現、③太陽光発電による東洋ライス全事業所及び全工場でのカーボンニュートラルの実現－については、同じくコメを多量に生産・消費するエジプトと通ずる点があり、ご評価いただいたポイントであったようです。

以下、代表者のコメントです。

◆国家統計局　エメンホテブ・アミン氏

東洋ライスのテクノロジーは大変発展しており、工場で使用されているエネルギーもとてもクリーンなもので評価できる。とくに、世界各国が取り組むＳＤＧｓにおいても無洗米は「7.1(2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。)」のゴールにマッチしており、優れていることがよくわかった。また、工場規模が大きいにも関わらず、ほとんど人が介在せず、オートメーション化できていることも評価できる。

◆貿易産業省・産業開発庁　モハメッド・ネグム氏

産業開発庁は工場の検査官を務める役所であるが、東洋ライスの工場は、製品がクリーンに作られているだけでなく、機器が省エネタイプなのも素晴らしい。また、工場内で使われているエネルギーはソーラーシステムを活用したクリーンなものであることも評価できるポイントだ。

◆電力・再生可能エネルギー省　サベル・アブドエルハミド氏

エジプトでは、さまざまな生産工場から排出されるＣО₂排出量が問題になっている。国として、2035年までに再生可能エネルギー使用率を現在の20％から42％にまで押し上げることを目標としており、最近ではクリーンエネルギーを生み出す風力及び太陽光発電所を新たに3施設立ち上げるなど、取り組みを強化しているところだ。東洋ライスの「食」におけるクリーンエネルギーの実現は大変参考になる事例であった。

東洋ライスは、今後もＢＧ無洗米の利用拡大に努め、持続可能な循環型社会を目指してまいります。

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