JAいるま野、東洋ライスと包括連携協定を締結。食と農に新たな価値を付与し、「持続可能な社会」の実現へ
このたび、いるま野農業協同組合(本店:埼玉県川越市今成、代表理事組合長:大木清志、以下、JAいるま野)と東洋ライス株式会社(銀座本社:東京都中央区、代表取締役:雜賀慶二、以下、東洋ライス)は、JAいるま野管内における「持続可能な社会」の実現に向け、包括連携協定を締結します。東洋ライス独自の精米技術によるコメ「BG無洗米(※1)」、「金芽米(※2)」、「金芽ロウカット玄米(※3)」を施策の中心に据え、地域社会の健康増進及び環境負荷低減に取り組んでまいります。
初年度は、①JAいるま野産米を管内の東洋ライス・サイタマ工場(坂戸市)でBG無洗米、金芽米、金芽ロウカット玄米に加工、②それらのコメを地域住民、学校給食等に提供及び啓発活動を強化するほか、③BG無洗米加工時の副産物「米の精」を活用した循環型農業にも取り組んでまいります。具体的には、元年産から管内デビューする「五百川」の全量をBG無洗米に加工するほか(42トン予定)、「彩のきずな」は300トンを金芽米に、また今後、金芽ロウカット玄米についても加工する予定です。これらのコメは、管内の直売所等で販売するほか、学校給食等にも推進し、地域の健康増進及び医療費の削減に貢献してまいります。また、「米の精」を活用した循環型農業については、協定締結に先立って、本年産より一部の水田で使用を開始しております。今後は、茶、野菜、果樹、飼料としても拡大を図る予定です。協定締結を機に、各生産者への「米の精セミナー」を実施し、管内全域での取り組みとなるよう推進してまいります。
現在、日本は「超高齢社会」を迎え、さらに様々な疾病が蔓延していることも相まって年々医療費が膨張し、国の財政を圧迫しています。また、世界各国では、環境汚染物質等の垂れ流しによる環境破壊が進み、資源の枯渇が問題視されています。本協定では、これらの問題を解決するべく、東洋ライス独自の精米技術により実現した「金芽米」等の健康機能性に着目した健康増進、世界初の無洗米「BG無洗米」による環境貢献及び循環型農業への取り組み等、生産者と消費者が一体となった取組みを推進してまいります。
【いるま野農業協同組合の概要】
設立=1996年(平成8年)
出資金=58億円
事業内容=営農指導・販売・購買・信用・共済・その他
本店所在地=埼玉県川越市今成2-29-4
電話番号=049-224-1607、ファックス=049-224-1617
URL=https://www.ja-irumano.or.jp/