やよい軒が「おうち定食」はじめました。
“ごはん”はもちろん「金芽米」!
全国に373店舗(※2021年5月末時点)を展開する「やよい軒」は、家庭の味を軸にした定食レストランです。大切にしているのは、日常を支える食事であること。日本古来の一汁三菜スタイルをベースにした和洋折衷の「定食」は、栄養バランスもよく気取らない味わいが自慢です。
そんな「やよい軒」では、健康のことを考えて、2013年から「金芽米」が使用されています。ごはんのおかわり自由も嬉しい同店について、総務本部 コーポレートコミュニケーション室 室長の古賀様にお話を伺いました。
定食の要「ごはん」への強いこだわり
やよい軒を展開される上で、大切にされていることを教えてください。
「一番大切にしているのは、やはり『ごはん』です。炊き立てを常にご提供できるように、ごはん釜もあえて容量の6割くらいで炊いて、その分、何回も炊飯するようにしています。大きなガス釜で1300℃の火力で一気に炊き上げているので、本当においしいですよ。
『ごはんのおかわり自由』というのもやよい軒の価値の一つですね!」
いつもおいしくいただいております!定食にも強いこだわりを感じますが、いかがですか?
「そうですね!一汁三菜を中心とした、バランスの良いお食事をご提供しています。今年の4月からは『やよい食い』というキーワードで、食育という面で三角食べを推奨しています。定食は栄養バランスに優れ、日本人にもっとも合う炭水化物中心の食事が摂れますので、そういうところを訴求していきたいですね。」
CMでは、俳優の染谷将太さんが「やよい食い」を提唱
バランスの良い食事を摂ることは、現代だとなかなかハードルが高くなってきましたよね。そのような中、やよい軒では新たな取り組みがスタートしたそうですね。
「はい!その名も『おうち定食』です。やよい軒の栄養バランスの良い定食をそのままご自宅でも食べていただけるよう、4月27日から新しいテイクアウトとしてスタートしました。
昨年から『ワンプレート』でテイクアウトを実施していましたが、やよい軒ならではの満足感をご提供するために、おうち定食では容器を『ごはん・おかず・味噌汁』に分けたところがポイントです。
こうすることで、食べ分けがしやすく、ごはん・おかず・味噌汁を順番良く『やよい食い』できるようになり、定食ならではの満足感が上がるように設計しています。」
お客様のニーズに応える「やよい食い」でバランスの良い食事を
テイクアウトでも定食が食べられるのはうれしいですね!
「市場調査では『バランスの良い食事を食べたい』という声が多くある一方で、孤食や偏食が増加し、好きなものばかりを食べてしまい、バランスの良い食事を摂りにくいという実態があることもわかってきました。
これらを紐解いていくと、『定食』という答えにたどり着きます!実際に、おうち定食の売上は、夜の時間帯に6~7割ほどが集中していて、ご家族で買われるケースも増えてきました。」
まさに時代に即した食事ですね!ちなみに、ごはんの量は選べるのでしょうか?
「もちろんです!やよい軒の提供価値のひとつである『おかわり自由』『ごはんをたくさん食べられる』という点をテイクアウトでもご提供できるように、おうち定食でも『普通盛・大盛・超特盛』の3種類から選べるようにして対応しています。
超特盛になると『480g』もありますが、容器が『ごはん専用』になったことで、ギュッと押し付けて入れることなく、こだわっておいしく炊いたごはんを『フワッと』したままでご提供できるようになりました!」
さまざまな業態を展開している御社の強みですね!ごはんに話が戻りますが、2013年から、金芽米を全面的に導入いただいています。導入の経緯を教えてください。
「金芽米の導入は、提供するごはんに付加価値をつけるという点、具体的にはよりおいしくて、より栄養を摂れる、という新しい精米方法に賛同して決定いたしました。それまでにも、外食産業のなかでは『無洗米』の導入にいち早く着手して、『環境に優しい・品質安定』という点で企業、店舗としてのメリットを感じていましたが、金芽米に変えたことで、お客様に『おいしさと栄養』という面で提供価値を上げられたと考えています。
話は少しそれますが、ごはんって当たり前の存在で、いわゆる『普通』の存在になっていますが、生産地からお客様に届くまで、それぞれの人たちのこだわりがつまったものだと考えています。生産者がお米を作り、それを弊社が仕入れて、なるべく鮮度をそのままに保管して、付加価値を付けた金芽米に精米して、店舗でも過剰な在庫は抱えず、炊き立てを常にご提供できるようにごはん釜も6割くらいで炊いて―と、いま思い浮かぶだけでも、お客様にお届けするまでにかなりの工程があります。
こだわりのごはんを多くのお客様に食べていただきたいですね!」
ありがとうございます!それでは、今後の展望について教えてください。
「まずは、このようなご時世ということもあり、安全安心で食べていただける場をご提供するというのが第一優先です。当然、外部環境に起因する点が非常に強くありますが、早くこれが解消されて、皆さんが喜んで外食できる環境になればいいなと思います。
そこに向けて、いま弊社がお客様にご提供できることは、安全安心なおいしい食事だと思いますので、そこは今後も継続していきたいと考えています。」