無洗米/BG無洗米とは
無洗米とは、今までとぎ洗いして取っていた肌ヌカを、あらかじめ工場で取り除いたお米のこと。
普通のお米(精白米)は、玄米から胚芽と糠(ヌカ)を取り除いていますが、表面にはまだ粘着性のある肌ヌカが残っています。
無洗米はその肌ヌカをあらかじめ工場で取り除いているので、とがなくてもよいのです。
- 「肌ヌカ」とは・・・精米機により剥離したヌカが精白米の表面に再付着した状態のも のを呼称した粘着性の強いヌカのことであり、洗米すると水に溶けてとぎ汁になる。従って玄米に存在するものではない。
無洗米の製法
無洗米にはいろいろな製法がありますが、BG精米製法の場合は製造工程で空気、少量の水以外は何も使っておりません。
無洗米加工(肌ヌカの除去方法)のいろいろ
- BG精米製法(ヌカ式):肌ヌカの粘着力を利用して、はがし取る
- NTWP(タピオカ式):米に少量の水を加え、タピオカに付着させて取り除く
- 水洗い式:水で洗い落とし、短時間に乾燥させる
- その他(ブラシ式など):ブラシや不織布などを用いて、取り除く
BG精米製法について
「ブラン(Bran)=ヌカ、グラインド(Grind)=削る」の頭文字。BG精米製法は、粘着力の強い肌ヌカの性質を利用し、無洗米にする製法です。
工場でも排水がまったく出ませんので、川や海を汚すことはありません。
BG精米製法で出来た無洗米は「BG無洗米」と呼ばれます。
BG無洗米ができるまで
BG無洗米の製造工程やその仕組みを映像でご紹介します。
BG無洗米機のしくみ
肌ヌカの粘着力だけを利用して作られています
BG無洗米機に入った精白米は、本体心臓部の円筒状の機械内部で、突起のついた回転軸により攪拌されます。この時、米を当てる圧力や回転速度などの条件を最適にすることで、粘着力のある肌ヌカは瞬時にステンレス壁に付着します。
この付着した肌ヌカに、他の米粒の肌ヌカが次々と付着していき、米から剥がされていきます。こうして徐々にBG無洗米になっていきます。